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マンション売却失敗(後悔)事例「新築がこの価格でしか売れないなんて…」数年で価格がガクンと下がってしまったケース

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Bさんは子供が居なくご夫婦2人暮らし。
今後も子供を作る予定は無く2人で仲良く暮らしていきましょう、と言ういわゆる「DINKS」です。 2人とも普段は車通勤だし、買い物は休日に車で行ってまとめ買い、と言う生活ですので駐車場があるマンションを5年前に購入しました。

DINKS(ディンクス)→ Dual Income No Kids(2つの収入 子供なし)

新築で約3,200万円の物件です。
駅から離れているので静かだし自然は豊か、近所の公園では小さい子が遊びまわり、住環境はとても良好でした。

ある年の5月、Bさんは会社で地方転勤を命じられ事態は急転し、 まだ5年しか住んでいないマンションをはてどうしよう、となったのです。 この場合、選択肢としては「売る」か「貸す」かがメインとなるでしょう。

ネットで調べてみたところ、周辺にはマンションやら団地やらがたくさん建ち並び空き家状態の賃貸物件が多数出ています。 それだけ賃貸物件が余っている状況ですから、貸すとなったところで希望通りの賃料収入は期待できません。

そこで近所の不動産業者に査定を依頼してみました。

まだ5年しか住んでいないしキレイに使っていたから室内は新築同然、 「ローンが完済できる金額で売れればいいかな」なんて思っていたら、査定額を見て愕然としました。 なんと1,800万円でしか売れないと言うのです。

元々資産を残す為に購入したはずのマンションが5年で1,400万円も消費してしまった計算になります。 更に購入時に組んだ住宅ローンはまだ2,500万円以上残っています。

いまこの物件を手離すとなれば不足している800万円以上を自分の貯蓄から返済しなければなりません。 Bさんは目の前が真っ暗になりました。が、いまさらジタバタしても仕方ありません。賃貸物件を探していた職場の同僚に、泣く泣く格安で貸す事にしました。

新築で5年しか住んでいないしキレイに使っていたのに、どうして査定額が低いのか?

なぜこの様な事になってしまったのでしょうか。

近隣エリアに大型マンションが建てられた!

実はこのエリア、2年ほど前に約600戸もある大型マンションが建てられたばかりでした。 元々駅から離れた自然が多い住宅街、決して人口が多くない環境で、利便性や知名度が低いエリアは人口が増加する要素が少なく、 大型マンションができたからと言って一気に人口が増えるとは考えにくいのです。

せいぜい同じ区内で人口が移動する位の事で、居住者は、この学区へ通学する子供が居るファミリー層か、 Bさんと同様に車生活を送る方々とある程度限られています。

600戸ものマンションが建てられた事で、住宅の供給過多・飽和状態となり、不動産の価格は下がる一方、 ムリに売却を希望すれば価格競争に巻き込まれてしまうのがオチです。

転勤が決まった時期が悪く、家を探している人が少なめ...

またBさんが転勤を命じられたのが5月だった事も不運でした。通常、引越しをする人は春休みや夏休み、 年末など区切りの良い時期に引っ越しをします。

ゴールデンウィーク明けの5月は新年度が始まって間もない時期で、この時期に物件を探す人は少なめなのです。 不動産の取引きはタイミングが非常に重要なので、市場があまり動かない時期に買主や借主を見つけるのは難しく、 結果的に価格の面で妥協せざるを得なくなるのです。

エリアの特性や人口の増減はBさん1人で対処できる事ではありませんし、転勤と言う理由であれば時期を選べないのも仕方がない事です。

しかし購入する際に周辺の賃貸状況や新しい物件の建築計画などをリサーチしておけばもう少し事態は好転したかもしれませんね。これから売却を検討するにあたっては、周辺の需給バランスを定期的にチェックし少しでも良いタイミングで売却ができるように努めましょう。

不動産の価格は様々な要素によって上下します。また所有している不動産だけでなく周囲の状況に依って大きく変動するので、なるべく広い視野で社会や周辺の変化にアンテナを張るよう、日頃から心がけましょう。

後悔しなくて済んだ可能性を考える

今回のケースでは転勤を理由に新築で購入したマンションの売却を検討し査定に出したが、5年しか経っていないのに3200万円で買ったマンションが売却査定額1800万円という結果でローンが残るため、職場の同僚に貸すという選択をしています。ここで一つ失敗している点は不動産屋に査定をしていますが、1社のみと言う事!

マンションの査定額は業者によって異なります。もしかすると、今回は1800万円と査定されましたが、他業者であれば2500万円で売れると査定する場合もあり、少なくとも3つ以上の業者に査定して、査定額の比較をすべきだったのです。その上で同じような結果であれば同僚に貸す選択をしても良いですし、もしこの価格なら納得できる場合は売却を検討してみると良いですよね。

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